情報系サイトのジレンマ

情報系サイトと言うのは、例えば『◯◯って何?』といった言葉の意味や、キーワード選び失敗談の記事で例に出した『香典の相場』などの『ちょっとわからないことをネットで調べる』時の解答サイトのことである。

この手のサイトは、本やほかのサイトで調べたことを自分なりの言葉でまとめて載せるだけでサイトが出来上がるので、コンテンツを作るのは簡単なのが特徴。

さらに、訪問者が知りたいと思ったことを載せているわけだからいわゆる『良いサイト』ではあるわけだ。

しかしながらこのサイトは良いサイトであればあるほどに、お金にはならないサイトである。

なぜなら、訪問者が欲しいもの(知識・情報)をサイトが与えることによって訪問者はすでに満足してしまっているからである

つまり、この両者の関係はアフィリエイターがお金を得るための『広告』を挟む余地もなく完成されているわけだ。

なので、このサイトでアフィリエイターがお金を稼ごうと思うなら、訪問者に不完全な情報を与え、完全な情報のある商品(本や情報商材)を買うように仕向けなければならない

しかしながら、不完全な情報しか載せていないサイトというものはグーグル的に見れば価値が低いため、検索順位も落ちてしまいアクセスが稼げなくなる。

ユーザーの満足度を上げれば上げるほど、お金が儲からなくなり、下げれば今度はアクセスが少なくなるのでお金が稼げなくなる、これが情報系サイトのジレンマである。

このジレンマは、情報商材をアフィリエイトしている人たちの多くが悩むことであり、当サイトで情報商材をおすすめしない理由でもある。

 

これだけだとやっぱりアフィリエイトは稼げないと言われそうなので、次は稼げる情報系サイトについて。

方向性としては趣味系の情報系サイトはうまくいくと本当に稼げる。

ジャンルを選ぶときはなるべく狭く深くを意識してテーマを探すといいだろう。

なぜなら範囲を狭くすれば狭くするほど、リアルで近くに店がある確率が下がり、ネットで商品を買う可能性が増えるから、そして趣味系サイトでは深く詳しい情報を載せればサイトの信頼性が上がりやすく、そのサイトから商品を買ってくれる可能性が上がるからである。

これだけなら、最初から物販系のサイトを作ったほうが儲かると思うかもしれないが、趣味系のサイトでアフィリエイト全開なサイト構成は嫌われるし、趣味に関してはお金を遣う人は本当に躊躇なくアホみたいに使うので(一番多い時で一回の買い物で36万円使った人がいたりする)、興味のある分野で気楽にサイトを作れるなら、非常に儲かるジャンルである。

趣味系サイトで儲けるためのコツは二つ。

まずブックマークをしてもらうこと、興味のある趣味について詳しく書かれたサイトなのだから、ブックマークしてもらえる可能性はもともと高い。注意することは、とりあえず後でまた読もうと思える程度のページ数と内容があること、広告ばかりのサイト構成になってないこと、である。

二つ目は使う道具の値段を書いておくことである。例えばモンキーレンチ(980円)という風に値段をつけておく(ここではアフィリエイトリンクは貼らない)と、だいたいこの手の商品はネットで買ったほうが安いので、『あれ、これ安いな。どこで買ったんだろう』と訪問者の方で勝手にアフィリエイトリンクを探してくれるのだ。もちろんわかりやすい位置に『道具』とか『使うもの』といったタイトルのページは用意しておき、そこにはアフィリエイトリンクを貼ったショップのURLやバナーを貼っておくのは忘れないように。

あとは、狭く深くなのでアフィリエイトできるASPがあるかどうかはきちんと調べておこう。楽天は料率1%だし、Amazonは一回の報酬が最高1000円なので、これらで高い買い物をしてもらってもあまり儲からないのだ。

オススメのジャンルとしては、園芸・手芸・日曜大工・音楽系あたりだろうか。多分探せば他にも色々あるが、個人的には日曜大工が気に入っている。

~の作り方とかのキーワードでライバルが少ないジャンルを見つけたら、是非挑戦してみて欲しい。