ニートの日常というものは基本的に不安と怠惰と惰性と諦観とでできている。
毎日朝起きてはその日の時間を潰すことばかりを考えるくせに、夜寝る前には『このままじゃヤバイ』と考えたりする。
いつか何とかしなくてはと思いつつ、ニートという社会不適格者に堕ちた自分が今更社会人をするにはハードルが高過ぎると諦めている。
親と顔を合わせるのが怖い、いや自分を知るあらゆる他人が自分にとってプラスに働くことはないと思っているから、誰とも顔を合わせたくない。
とまあ、そんな毎日を過ごしているニートがどうにか生きていくためには、『ネットでお金を稼ぐ』しか無いと僕は思っている。
ちょっと勇気を出したくらいじゃあ、『外に出てハロワに行って仕事を見つけて電話をして面接に行って仕事をする』なんてできない。だけどネットでお金を稼ぐだけなら部屋でパソコンとだけ向き合っていればいい。そう、いつもどおりだ。
そしてネットで金を稼ぐことの何が一番素晴らしいかといえば、なによりこっそりとできることだ。
親に話して妙な期待と猜疑心を与えられることもなく、こっそりとネットで稼いでそしてある日言ってやるのだ
『ネットでお金を稼いでるから今月から家にお金を入れるよ』
少々怪しいネットビジネスの稼ぎでもニートよりはマシだろう。月に10万も稼げば親も『家さえ残せばこの子も生活していけるかも』と思ってくれるかもしれない。
そう。ネットの巷にあるれている『一日30分の作業で月収100万円』などという誇大広告を信じてはいけない。現実には『毎日4時間やれば一年後には月収30万』くらいだと思っていい。
あるいは月収5万円でもやはりあるのと無いのの違いは大きい。
ニートなら誰もが一度は考えたことがあるだろう
『親に家から叩きだされたら』
そんな時に月収5万でも稼ぎがあれば、ネカフェ難民くらいはできる。ネカフェで過ごしてネットで稼ぐわけだ。
月収10万あれば地価の安い地域でレオパレスを借りるくらいはできる(それ以外の賃貸はだいたい保証人とかが面倒)。
そのくらいを目標にすると何とか頑張れたりするわけだ。
じゃあどうやって稼ぐかというと、アフィリエイトである。念のため言っておくと2ちゃんねるまとめではない。
アフィリエイトってなに?という人に説明しておくと『自分のサイトなどで商品を紹介して、訪問者がそれを買ってくれると報酬が入る』という仕組みのことだ。
イメージとしては『価格.com』を想像してもらいたい。
価格コムは様々な商品の価格の比較を載せ、サイトに訪れるユーザーに『最も安いお店の情報』を提供する代わりにアフィリエイト報酬を得ている。
この関係はWin-Winである。訪問者は自分の知りたかった情報を得られて、サイト側はアフィリエイト報酬を得られる。継続的にアフィリエイトをするならやはりWin-Winの関係を目指すサイトを作るべきだと僕は思う。
でもまあ、もちろん価格コムみたいなビックサイトをすぐに作るのは無理だ。
もっと小さなサイトを幾つも作り、ニートが生活できる程度の小遣い稼ぎの仕方を知ろう、というのがこのサイトの趣旨である。