ペラサイトアフィリエイトとは、稼げるキーワードの記事でも少し書いたが一昔前に流行ったアフィリエイト手法のことで、簡単に言うと1ページか2ページしかコンテンツがない薄いサイトを使ったアフィリエイトのことである。
今ではもうほとんど廃れたアフィリエイトの手法だが、こういった廃れた手法を知っていると今現在のGoogleの検索アルゴリズム(検索順位を決める計算式)を予想するのに役に立ったりする。
Googleは昔から基本的に『価値の薄いコンテンツ』を嫌っている。であるのになぜペラサイトは流行ったのか?
それは昔の検索エンジンのアルゴリズムがメインタイトル(サイトタイトル)を非常に重視していたからである。
どういうことかというと、例えば『ネットで買えるおすすめおもちゃ』というタイトルのサイトがあったとしよう。流行りのおもちゃを何百種類も紹介しており、デザインもしっかりしているサイトである。
このサイトのページの一つで紹介している『バンダイ DX妖怪ウォッチ』という商品のページに対して、『バンダイ DX妖怪ウォッチのレビュー・口コミ』というメインタイトルのペラページサイトを作った場合、昔はメインタイトルに妖怪ウォッチを入れているペラページサイトのほうが順位が高かったのだ。
つまり、ジャンルを細かく分けて、あるいは商品名一つ一つをサイトタイトルに入れていくことで、検索エンジンの評価があまり高くないサイトでも商品キーワードにおいて高順位を取ることができていたわけだ。
しかし、Googleとしては価値の薄いコンテンツが蔓延る状況は面白くないわけだから当然対策を取るわけで、このあたりの流れがわかっていれば『現在のアフィリエイトにおいては、サイトを量産するよりは一つのサイトで数百のページを作り、ロングテールによるアクセスを目指した方が良いだろう』ということが予想できるわけだ。
実際個人的な感想ではあるが、サイトタイトルのキーワードの価値を100点とした時、昔はページタイトル(記事タイトル)に含まれるキーワードは30点、ページ内のテキストに含まれるキーワードは15点くらいの価値しかなかったように思われるが、今はそれぞれ倍くらいの価値があるように感じられる。
そのおかげで最近はキーワードのマッチングによっては、メインキーワードで検索した時にメインページより記事ページのほうが検索順位が上、なんてことも結構ある。
なので、記事を書く場合はそこそこ検索されそうなキーワードを入れてみたりすると、テキスト内のキーワードを合わせて拾われてアクセスが来たりするのでちょっと気をつけてみるといいだろう。
今回は検索エンジンのアルゴリズムについてちょっと突っ込んだ話を書いてみたが、結局やることはキーワード考えてサイト作って記事を書く、なのではじめのうちはあまりSEOやアルゴリズムを意識せず、ガンガン記事を書いていればOKである。